おことわり:この文章は電気設備に詳しくない方々を対象に作成したつもりですので、 あたりまえだ!ってツッコミはどうかご容赦ください
家の電気がつかない!・・・さあ、皆さん そんな時どうしますか?
まず、家全体に電気が来てないのか、一部分だけかを確認しましょう
家全体だった場合は我が家だけか、近所も同じかも確認します
分電盤を見る事でも判断が出来ます。
大きいメインブレ-カ-のレバ-が下がっていれば家全体、小さい分岐ブレ-カ-のどれかが下がっていれば一部分です
両方とも落ちてない場合、ご近所一体が停電してるかもしれません
夜とかで確認しづらい時は外へ出て近所の様子を見てください
さて
ご近所一帯が停電している場合は、工事会社へ連絡していただいても、我々には何もできません。
一軒だけが全部停電している場合、まず考えられる原因は漏電によるメインブレ-カ-のトリップです
『トリップ』とはブレ-カ-が作動して電気を遮断する事で、『落ちる』とも表現します。
落ちてませんか?
ON(上)とOFF(下)の真ん中あたりで止まってる場合は、漏電によるトリップです。
とりあえず、レバ-をいったんOFFに下げて それからONに上げてみます。
再び切れるようでしたら、漏電をしている回路を見つける必要があります。
小さい分岐のブレ-カ-を全部OFFにした後、メインの漏電ブレ-カ-をONにします
さあ、これから漏電している不良回路を探しますよ。分岐ブレ-カ-を一つづつONにして行きます。
ONにした時にメインが切れたら、そのブレ-カ-の回路が漏電してるという事です。
漏電回路は判明しました。その回路だけをOFFにする事で とりあえずはそれ以外の回路は使用できます。
次は その回路に接続されている電気製品を可能な限り取外しましょう。
その上でブレ-カ-を入れても漏電ブレ-カ-が落ちた場合は・・・・
配線又は取外しの出来ない器具に原因がありますので、工事店にご連絡ください
漏電ブレ-カ-が落ちない場合、原因はこの電気製品のどれかです。
もうわかりますね!そうです、やはり一つづつ接続して確認してゆきます。
まずは見た感じ古くて怪しい電気製品を疑ってかかるのも一つの方法ですけど、 例えばプラスチックのカバ-が破損して導電部が露出しているとかの 見るからに危険な製品には安易に触れないでください!
え?いえいえ工事店が横着をする為に書いてるんじゃないですよ(汗)この方法だと他の回路が使えるから 家全体が停電するという不便さから逃れられるでしょ?
ブレ-カ-は入ってるし近所も停電してないって場合、 電柱のヒュ-ズが切れたあるいは分電盤自体が故障したという原因も考えられます
この場合も工事店または電力会社にご連絡ください
分電盤のブレ-カ-が落ちてしまう
まず分電盤のブレ-カ-から説明します
ブレ-カ-を『開閉器』と思ってる人もいますが、これではスイッチと同じだと誤解されそうですので 『回路遮断器』
ブレ-カ-が落ちるのは困った事です。 しかしこれが落ちなかったら火事や感電事故の原因となるのです。
次にブレ-カ-の種類
漏電ブレ-カ- 『漏電遮断器』横文字で『ELB』とも呼びます
住宅では主に 主幹(メイン)に用いられ、漏電を検知したら回路を遮断します
安全ブレ-カ- 単に『ブレ-カ-』『MCB』とか、人によっては『テンパ-ル』とも呼びます
主に 分岐回路に用いられ、使いすぎで回路を遮断します
漏電ブレ-カ-が落ちる場合
安全ブレ-カ-が落ちる場合
応急的な対処方としましては、あまり電気を使ってない別回路のコンセントに差し替えるという方法があります。
もちろん無駄な電気は使わないのが一番ですが、もっと使いたいという場合は回路を増設する 必要がありますので、工事店にご相談ください。 ちなみに中国電力では工事をしてくれません。